入社式を終えて、
明日からはしばらく新入社員研修が続くという方がほとんどだと思います。
まだ緊張が続いている方もいると思いますが、新入社員研修が長いところは1ヶ月あったりします。
早く環境に馴染んで、楽しめるように気持ちを切り替えていきましょう!
会社の外とのつながりを大事にしよう!
この新入社員研修は、入社時に一回きり。
社員が多い会社では、研修後は同期と一堂に会することもそうありません。
まだ配属される前でもあるので、業務に対する責任もないし、ただ研修を受けるだけで給料がもらえる、そんな美味しい期間です。
新入社員研修の目的には、学生から社会人への意識改革が1つあります。
また、会社によっては、その会社員であることを叩き込まれます。
そうやって、会社の一員になることを強いるのは、会社側からみるとその方が都合が良いのです。
会社にはさまざまなルールが存在して、それを律儀に守る社員を養成し、一糸乱れず団体行動できるようにしますし、輪を乱す人がいると困るのです。同じ目標に向かって、同じベクトルで進んでいきたいのです。
ただ、現代は多様性の時代。ダイバーシティを許容する会社でなければ生き残れません。
言ってることとやってること、ちょっと矛盾を感じるかもしれません。
会社の一員にはなりつつも、染まりすぎないように注意してください。
外とのつながり、本当に大事です。
社会人になると、会社の人以外と付き合うことが極めて機会が減りますし、意識しないと外へのコネクションがありません。
例えば、私は人事部に配属してから「目標管理」について部内でワーキングを行いました。
このとき、他社の状況や好事例を調べるのに、学生の頃の友人等のコネクションを活用しました。
また、人事システムの担当をした際には、周囲は文系の人間ばかりの中、学生のときの友人にアドバイスをもらうことも多かったです。
学生のときに情報系を専攻していたので、友人には大手システム会社へ就職した者が多くいました。
このように、仕事を進めるうえで、社外のコネクションや情報がかなり役立つことが多くあります。
アイデアをひらめくうえでも、視野を広く持っておく必要があり、社外の人と普段から関係を持つことが重要です。
これから社会人になる皆さんに、部分的にでも参考になれば幸いです。
以下、余談です。
私は人事部で新入社員研修の事務局を過去勤めましたが、新入社員の皆さんが最後に「ありがとうございました」と言ってくれたときは、頑張って良かったと実感しました。
さまざまな研修の企画運営の中でもこの新入社員研修は段違いに苦労しましたが、事務局や講師の方々は、新入社員に全力でぶつかる気概を持っています。逆にそういう人だからこそ、事務局や講師に選ばれるんです。
この新入社員研修を受けることができるのも、皆さんへの歓迎や今後の成長を期待してのものだということを、少しでも感じ取ってくれると教師冥利に尽きます。
新入社員研修 事務局より