ケーススタディに取り組む際の考え方ってなんでしょう。
考える軸を持つことと、仮説思考が大事だと考えます。
たくさんの情報が記載されてる資料を、漠然と読んでも必要な情報に気づくことなく、情報に埋もれてしまいます。
何から手をつけていいのか判断ができないと思います。
例えば、企業が赤字になっているケースを考えてみましょう。
企業として黒字、つまり利益を出さなければなりません。これが考える軸です。
それなのに、なぜ赤字なのか?
そこを突き止めなければなりません。
生産能力不足で決められた納期に間に合わないことが慢性化しているという情報があったとします。
商品開発する上で、本来かけるべきコストを上回るコストで生産しているのではないのか。
そういう仮説を立てて、情報を取りにいきます。これが仮説思考です。
考える軸を持って、ケースを捉えたとき着目するところを目星つけます。
そして、ぼんやりとでも持っている仮説を明確にしていきます。
その後に、必要な情報を探すわけです。
またマーケティングにおいて、シェアを分析して拡大が求められるケース。
この場合の軸は、顧客の満足は何なのかです。
商品の質が良いことが売りならば、費用はどうなのか。
コストに見合うだけの、顧客が満足できる質があると言えないのではないか。
そんな仮説を立てて、そこを見極めていきます。
企業は利益を上げることが究極の目的、
顧客の満足を得ることが目的。
こんな当たり前で抽象的なことではありますが、考える軸や基準がなければ物事を評価して読み解くことができないということです。