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普通の社会人は休みを取れない
社会人になって14年目を迎えていますが、サラリーマンとして仕事をしていると学生のようなまとまった休みはなくなります。お盆と正月、それからGWの年3回が長期休みを取れるチャンスですが、それも5日〜10日程度です。
2023年の夏、暑い日が続きますが7月から8月の間、約2ヶ月間をバケーションとして過ごしています。
社会人でもバケーションは取れる
社会人の私が、2ヶ月の間休みを過ごせるのはなぜでしょうか。
その方法をシェアします!
社会人でもバケーションを取れる方法、それは「転職」することです。
有休消化で2ヶ月のバケーション
現職の会社に辞意を伝えてから、次の会社に入社するまでの間、有休消化をすることが通例です。普通に勤めていたら、有給付与されたときは40日保有していると思います。前年の20日の繰越と今年新たに付与された20日のトータル40日です。
これを全て使い切ると、約2ヶ月のバケーションになります。
ただし、2ヶ月とするには注意点があります。
注意点1:転職先との交渉
転職するにあたってオファー(内定)を受けますが、その時に必ず調整するのが「入社日」です。転職先の会社にはこの入社日を希望する日で調整が必要です。
一般的にオファーを受けてから入社するまでに1ヶ月から2ヶ月の猶予がありますが、ここでしっかりとオファー受けて2ヶ月必要と言いましょう。もちろん、有給を消化するためと言ってはダメです。引き継ぎに時間を要することと、今自分が抱えている業務やPJが佳境を迎えているなど、相手が納得する理由を言います。
注意点2:現職との交渉
オファー(内定)を受理した後に、現職の会社へ辞意を伝える必要がありますが、その時に必ず話をするのが「退職日」です。辞意を伝える際には、この退職日をいつにするのかも伝えなければなりません。
まず、辞意を伝えるタイミングは、オファー(内定)の回答をしてすぐです。辞意を伝えることはとても言いづらいですが、オファーをもらってすぐに前持って上司に話をする場を検討しておきましょう。
そして、退職日の交渉ですが、転職先と話をつけた入社日の前日です。2ヶ月先です。
最後に、勤務調整です。現職からは抱えている業務によっては出勤してほしいと要求されると思います。キッパリと有給を消化できるようにこちらの要望を伝えましょう。ただ、発つ鳥後を濁してしまうような辞め方はしない方が無難です。現職や同僚には迷惑がかからないよう配慮をしつつ、休みを勝ち取れるよう交渉します。
私の実績:転職によるバケーション
参考までに私の実績をシェアします。
転職1回目:2021年9月1日
初めての転職でしたが、当時の上司との調整の結果、有給は思っていたよりも消化できました。しかし、2ヶ月の休みとはならず、約1ヶ月の休みでした。
- 2021年6月末:オファーを受ける
- 2021年7月頭:上司に辞意を伝える
(既に7月は勤務が確定していたため、7月の勤務に従って出勤しました。) - 2021年8月:約1ヶ月の休み
(8月のうち2日だけ出勤。当初は繁忙期がお盆であるため、そこまで出勤してほしいと言われたものの、本当に出勤が必要な日を確認した結果、ほぼ1ヶ月の休みを取得できました。)
反省点
当時は1ヶ月も休みを勝ち取ったので成功かと思いましたが、改めてみるとまだ交渉の余地はあったと思います。
7月のは勤務が確定していたとはいえ、休みを取っても問題ない日を確認して調整すればまだ有休消化ができたはずです。有給は労働者の権利なので、それを行使はできます。
転職2回目:2023年9月1日
2回目の転職です。結果、約2ヶ月の休みを勝ち取りました。
- 2023年6月中ば:オファー回答してすぐに、上司へ辞意を伝える
- 2023年7月:約1ヶ月、休み
- 2023年8月:約1ヶ月、休み
まとめ
実は転職は、社会人がバケーションをとるチャンスでもあります。新しい人生をスタートするのと同時に休みを取って、リフレッシュできます。
私も2回目の転職のために要領がわかって、このバケーションを勝ち取りました。1回目の転職のときは、やはりそのような余裕もありませんでしたし、有休消化は取れる範囲で取ろうという考えでした。私の同僚に転職を5回ほど経験している方がいて、その人曰く「社会人だけど転職の都度、何度もバケーションをとってきた」という言葉を聞いたことがありました。その人と今回はたまたま転職のタイミングが重なりましたが、きっちり有休消化できるように調整をすぐに済ませて私よりも早く有休消化に入りました。さすが転職の達人。
バケーション取る目的のために転職ということにはなりませんが、転職を検討している方にとって一つの良いメリットとして考慮いただければ幸いです。