合皮(フェイクレザー)のデメリット、それは劣化が突如一斉に発生することではないでしょうか。
保有している合皮(フェイクレザー)製品の劣化がいくつか見られましたので、、
今回は合皮の劣化具合を紹介するとともに、合皮のメリット・デメリットを整理してみました。
本革と合皮の商品を選択するような場合は、それぞれの特徴を踏まえて選択すれば良いかと思いますが、
今やあらゆる商品に合皮が使われております。
合皮の特徴を理解したうえで、自分の愛用するものとの付き合い方を考えてほしいと思います。
ぜひ参考にしてください。
※合皮・本革のメリットとデメリット
|
|
メリット |
デメリット |
| 合皮(フェイクレザー) |
・安価
・軽い
・雨や汚れに強い
・本革と見た目見分けがつかない |
・寿命がある
・経年変化がない |
| 本革(レザー) |
・長期間使える
・経年劣化を楽しめる
・細かい傷は目立たなくなる
・形が使用に応じて馴染む |
・高価
・重い
・雨や汚れに弱い(シミになる) |
1.合皮のデメリット
寿命がある
合皮の最大のデメリットは、劣化にあります。
なぜなら、劣化が始まると表面の生地がボロボロと脱落していきます。一度劣化が始まると止めることができません。つまり、合皮には寿命があるんです!
◯MacBookケース




MacBookを持ち運ぶ際のケースとして利用していました。
ある時、鞄の中が細かな黒いゴミで汚れているのに気づいて、ケースの端の劣化を知りました。。
◯ヘッドホン


ヘッドホンの耳あても剥がれ落ちてきました。
耳あては単品で売っていますので、このあと交換いたしました。
◯ブーツ


靴の表面(赤枠内)も剥がれてました。
ひどいのは靴の内部。靴下が真っ黒になるし部屋は汚れるしで大変でした。。。
◯ヘルメット

ここのパーツだけ取り替えることができれば良いんですが。。
◯グローブ

バイク用のグローブです。
剥がれ落ちてゴミを撒き散らすだけでなく、手を守るための機能も落ちるため、これ以上の使用はできません。。
経年変化がない
合皮には寿命がくるまで経年による変化がありません。これをデメリットとするかは好みの問題でもあります。
本革は使用に応じて馴染んできたり、使用感が出てきたりするのですが、合皮はそういったことがありません。逆に言うと、使い込むと味が出るというのは本革の特徴であり、本革を持つ醍醐味となります。
つまり、合皮は本革の見た目を模したものではありますが、本革独特の味わいまでは真似できませんし、
合皮は経年の変化を見て楽しむことや馴染む様子を感じることができません。
2.合皮のメリット
安価
本革が高価なのに比べて、合皮は非常に安価です。安価であるのにも関わらず、合皮は一見すると本革と見た目変わりのない風味であることが最大のメリットです。
合皮はコスパが良いんです。
ただ、使用期間を考慮するとコスパが良いとは言い切れません。
長期に渡って長く使うとなってくれば、寿命のある合皮よりも長く使える本革の方がコストパフォーマンスは勝ってきます。
5年程度の短期で使用するものなのか、10年以上の中長期で使用するものなのか、
時間軸を考慮に入れて合皮もしくは本革を選択するのがコスパを意識した賢い買い物でしょう。
例として、ファッション関係の商品であれば、流行り廃りがありますので短期的に着用するとして合皮仕様を選ぶといったことが考えられます。
注意点は、フェイクレザーのジャケットや鞄など、安価でデザイン性も良いのがあったりしますが、合皮は長く使っていると寿命が訪れるのを理解しておくことです。
軽い
本革は重いのに対して、合皮は軽いです。
特にジャケットや鞄といった製品となると、大きさゆえにこのメリットをより享受できます。
この軽さは普段使いの鞄にはもってこいですし、ジャケットが重くて肩が凝るといったこともありません。
雨や汚れに強い
合皮は耐水性があって雨の影響を受けないといった特徴もあります。
本革は水が染み込んでダメージを受けますが、合皮は染み込むことがありません。
耐久性もあるので汚れにも強いので、慎重に使うこともなければ、お手入れやケアもそんなに必要ありません。
3.まとめ
合皮のメリット・デメリットを総括すると、
合皮は寿命があるので短期間(5年程度)の使用となりますが、それを良しとするのであれば安価で購入できてGOOD!
合皮だと割り切って寿命がくるまでガシガシ使っていくのが、合皮との良い付き合い方だと思います。
ちなみに私レザーアイテムが好きで、本革仕様のものを好んで集めています。
短期間であれば合皮はコスパ良いと述べておりますが、基本長く愛用したいので本革一択です。笑
それでも合皮の製品も少なからず持っています。
パーツの一部に合皮が取り入れられているようなもの(上記のヘッドホンの耳あて、ヘルメットの内部等)や、デザイン性は高いが合皮仕様しかないもの(上記のMacBookケース、靴、グローブ等)などです。
お気に入りのものが実は合皮仕様で、のちの寿命に悲しむことがないようにしましょう!